門扉は、玄関と合わせてお住いの顔ともいえるエクステリアです。
お客様を最初に向かい入れる扉でもあり、お住いを印象付けるアイテムの1つです。
役割としては、道路とお住いの敷地を仕切り、プライベート空間を確保します。
クローズ外構にはかかせないアイテムです。
門扉を設置することの利点は大きく分けて3点あります。
それは、「防犯性」「安全性」「プライバシーの確保」です。
人通りが多い道沿いにお住まいだったり、外灯が少なく日が落ちてからの帰宅や外出に少し不安を覚える場所だったりすると、泥棒や不信者が入りやすい場所といえます。
ご家族としても安心感のあるお住まいにしたいですよね。
門扉やカーゲート、塀などがないオープン外構よりも、門扉があるお住いは道路との区切りをつけてくれるため、防犯性が高まります。
玄関扉や窓の手前にもう一枚扉があることで手間が増えるため、 不審者が「侵入しにくい家」と判断し、侵入率を大幅に抑えることができます。
門扉には鍵がついているタイプもあるので、鍵タイプのものを選ぶと防犯性はより高まります。
小さなお子様やペットがいらっしゃるご家庭は、予想できない行動もあり、突然飛び出すことへの不安もあるご家庭も少なくないと思います。
特に玄関から道路までの距離が短い場合、車や自転車と接触の可能性はより高まります。
防犯対策でも挙げたように、門扉によって出入り口の開閉の手間をひとつ増やすことによって安全性を高めることが可能になります。
プライバシーについては、門扉のデザインが左右します。
デザインによっては目隠しとしての効果も発揮します。
スリットが少ないものは外から敷地内を見ることができないため、人目を気にせずお庭やお住いで過ごすことができます。
プライバシーを保護することで、空間の有効活用することができそうですね。
反対にスリットが多いものは敷地を区切りながらも開放的な空間になります。
死角を多くすることで侵入しやすいお住いになる可能性もあるため、気に入ったデザインがある場合は死角はないかチェックする必要があります。
周辺の環境をもとに門扉のメリットを最大限に活かせるものかを検討することが大切です。
ご新築と統一性やデザインなどのバランスを考えてアイテム選びをしていきましょう!
使用用途や設置場所別に主に4種類の門扉を紹介させていただきます。
門扉(開き戸) |
・片開き 設置スペースが限られている場合は方開きをおすすめします。 片開きの場合、お庭との区切りや勝手口付近にも設置することができます。
・両開き 同じサイズの扉が2枚左右対称に設置したものです。 間口が広い場合におすすめで、通常は片側を固定したまま使用しますが、大きな荷物を運ぶときなどは両方を開いて使用することができます。
・親子開き 両開きとともに2枚で構成されていますが、2枚のサイズが異なり、片方が扉の半分以下ほどの大きさです。 両開きを設置してしまうと扉のサイズが小さくなり、出入りが難しくなるなど、門袖や間口の幅に合わせて対応できるものです。 親扉と子扉でデザインを変えたり、子扉に表札・ポスト・インターホンを組み込んだりなど、変化をつけることもできます。 |
スライド門扉 |
スライド門扉とは引き戸タイプの門扉です。 最大のメリットとしては、開き戸のスペースがとれない奥行が狭いスペースにも設置できることです。
片手で開閉できるため、お買い物の帰りや宅配物の受けとり小さなお子様と一緒の際、自転車を押しながらでも開閉が簡単です。 レールなしで開閉できる種類もあるため、リフォームでも設置することができます。 |
アコーディオン門扉 |
大きな開口部の駐車場に使われることが多い門扉です。 扉が伸縮するため開けるときに、引戸のように扉をしまうスペースは必要ありません。 そのため幅が限られたスペースにも設置することができ、他のスペースを自由に使えることがメリットです。
電動で開閉するアコーディオン門扉や、キャスターやレールがないノンキャスターゲートもあります。 ノンキャスターの場合、門扉が付けられない狭い場所に設置が可能なミニタイプです。
アコーディオン門扉は、種類やカラーバリエーションが豊富なため、お住いに合わせてお選びいただけます。 アコーディオン門扉は、強風や台風への対策が必要です。 あおられると壊れてしまう事例が非常に多いため、耐風性などの強度にも注意して選びましょう。 |
電気施錠門扉 |
鍵穴に鍵を差し込むのではなく、リモコンやカードキーを利用して電動で施錠・解錠できる門扉を電気施錠門扉といいます。 かざすだけで施錠・解錠できるものや、リモコンで施錠・解錠できるものなどメーカーによって対応のタイプは分かれます。
リモコンタイプでも触れて解錠するタッチキーと触れずに解錠するノータッチキーがあります。 メーカーや製品によって対応タイプは異なるため、デザイン性や機能性を含めて検討する必要があります。
近年、玄関ドアと連動するタイプの電気施錠門扉も出てきました。 玄関ドアと連動した門扉の施錠システムであれば同じ鍵で玄関と門扉の両方を施錠・解錠することができるため、鍵が増えてしまうというデメリットを防ぐことができますね。 室内から施錠できるタイプもあり、門扉を閉め忘れたときでも簡単に施錠できるため、安心して過ごすことができます。 |
製品のデザインや仕様のポイントをご紹介します。
門扉といってもアプローチ部分に設置するのか、駐車場の入口に設置するのか、お庭や勝手口への通路の入口に設置するのか、使用用途によって設置する種類が異なります。
ポイントは以下の3つです。
門扉は内開きが基本となります。
外開きタイプもありますが、門扉の手前側に確保しなければいけないスペースが増えるため、
スペースにゆとりを持つことができる内開きが基本となります。
主に4タイプあり、片開き・両開き、親子開き、引戸です。
片開きとは扉が1枚、両開きとは扉が2枚のタイプです。
親子開きは両開きとともに2枚で構成されていますが、2枚のサイズが異なるものです。
引戸はスライドして開閉するもので、紹介した4タイプの中では最も開閉が負担にならないものです。
素材によって大幅にイメージが異なります。
主な種類は樹脂・人工木・アルミ・鋳物があります。お住まいや街並みにあった門扉を選びましょう。
お住いを印象づける門扉は、様々なタイプやデザインがあります。
デザイン性だけでなく、設置する場所や用途を考えて、設置する門扉を選んでいきましょう。
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