造成工事とは一期工事や先行工事と呼ばれる家が建つ前に行う工事のことです。
主な内容としては、切土や盛り土、整地など家を建てるための地盤を整える工事と、ブロック積や擁壁工事など、家の周りの境界部分に施す工事です。
新築後の外構工事にも言えますが、ハウスメーカーや工務店などで頼むと通常よりも費用が高くついてしまうケースが多いです。
整地工事は、建物の解体工事の後やもともと畑であった場所などの荒れている土地を、宅地(建物を建てられる土地)にする作業を指します。
主に解体の際に出た廃棄物や基礎のコンクリートなどの埋没物を取り除き、地面をならして仕上げます。
仕上げ方法には一般的に「粗仕上げ」「砂利整地」「防草仕上げ」「土間コンクリート/アスファルト舗装」があります。
最も簡単な整地方法がこの「粗仕上げ」です。
建築物の解体後に残ってしまっているガラス片や木片、コンクリートや大きな石などを重機または人の手によって取り除きます。
その後は重機で踏み固める転圧作業を行ったり、土地を均す作業を行います。
ただしこの作業は、業者によってどこまで細かく仕上げてくれるかがそれぞれです。
簡単に地均しだけを行う業者もいれば、小さな不純物まで細かくチェックして撤去してくれる業者もいるため、
どこまでの整地をしてもらえるかは事前に確認しておきましょう。
「砂利整地」は、「粗仕上げ」よりも細かい整地方法です。
より微細なガラや石などを撤去し、土地の高さを調整して砂利や砕石を敷きます。
その後重機などで踏み固めて転圧を行います。
砂利は大きいものを使うと人が歩いた時にジャリジャリと音が鳴るため、防犯効果も期待できます。
クラッシャーランと呼ばれる一つ一つ大きさの違う石を使用することにより石と石が噛み合って固定されやすいため、
駐車場などに利用されることも多いです。
整地完了後に雑草が生えてくるのを予防したい場合、雑草を完全に抜ききったうえで防草シートを被せます。
事前の処理をどれだけしっかり行ったかで後々の見栄えが変わってくるため、丁寧に行う必要があります。
土地の利用用途によっては、一部をアスファルトやコンクリートで舗装する場合もあります。
コンクリートはアスファルトに比べると費用は高くなりますが、耐久性が高く寿命が長いというメリットがあります。
一方アスファルトは工期が短く、コンクリートに比べて費用も抑えられますが、耐久性の低さから、
コンクリートの10倍以上の補修回数が必要とも言われています。
また、夏は表面温度が厚くなりやすかったり、変形してしまったりといったデメリットもあります。
境界ブロックとは、お隣の土地との境界線にコンクリートブロックを積んで仕切りを作るものです。
外構のトラブルで一番多いものが、お隣さんとの境界線問題です。
ブロックの積み方によってトラブルになりやすい、なりにくいがありますので、まずはどのような積み方があるのかを知っておきましょう。
内積みとは、お隣との境界線から内側(自分の敷地側)に設置する積み方です。
内積みの場合は一般的に境界から3~5cmほど控えて設置します。そしてお隣さんの控えと同じだけとることが多いです。
すべて自分たちで費用を負担する分、好みのデザインにしたりブロックの上に設置したフェンスに飾りつけをするなど、好きに手を加えることができます。
芯積みとは、ブロックの中心がお隣との境界線になるように設置する積み方です。
この積み方は建売分譲でよくみられます。
費用は一般的にお隣さんと折半することが多いので、負担は小さくなります。
ただし、お隣りとの共有財産なので勝手に好みのデザインにしたりすることはできません。
所有権がお隣さんと半々になるため、何か手を加えたい場合はお隣さんの同意が必要となります。
起こりうるトラブルとして、コンクリートブロックの劣化などにより修繕が必要になった場合、基本的に費用は両者での折半になりますが、お隣さんが拒否した場合は修繕費用を自分がすべて負担することになってしまいます。
厳密に言うと、 全額を支払っての修繕すらお隣さんに拒否されてしまうと修繕することができません。
ここまでのトラブルは滅多にありませんが、お隣さんとの関係が悪く、このような問題に発展してしまう事もあるため、芯積みをお考えの方は注意が必要です。
外積みとは、自分の敷地内にはブロックが設置されておらず、お隣が内積みをしている状態です。
お隣さんに所有権があるため、例えばお隣りの土地が解体して売り出されるとなると、隣地との境目は無くなってしまう事になります。
仮に芯積みで設置していた場合は、解体の際にも撤去しないでほしい旨を主張することができます。
土留めと擁壁は造成の話の際に出てくる言葉で、法面や段差の崩壊を防ぐために設置される構造物のことです。
土や水は想像以上に重く、さらに高さのある地面の上に家を建てると重さに耐えれず崩れてしまうという事が想像できると思います。
土が崩れてしまうと家が傾くなど大きな問題が発生してしまいます。
これを防ぐために、高さや強度に気を付けて施工することが大切になります。
土留めの中で一番簡易的なものがコンクリートブロック(重量ブロック)の土留めです。
施工可能な高さに規定が存在しますので注意が必要です。
CP擁壁とは、CP型枠コンクリートブロックを用いて造られる擁壁です。
こちらで使用されるのもコンクリートブロックですが、通常の重量ブロックとは構造や施工方法が全く異なり土留めとしての強度を保つことができます。
こちらは約3mの高さまで施工が可能です。
CP型枠の構造によりコンクリートが均質で密実かつ連続性が良くなるため、高い耐震性を実現しています。
また、コンクリートの均質性を保つ構造により伸縮・腐食・風化などの原因となる中性化を抑える効果があるため、高い耐久性を長年保つことができます。
RC擁壁とは、鉄筋コンクリートで造られる擁壁です。
コンクリートブロックでの土留めやCP擁壁に比べると大掛かりな施工となりますが、その分強度も高くなります。
構造もいくつかあり、逆T形、L形、逆L形、重量式、もたれ式など、立地条件に合わせて設置されます。
また、現場打ちとは違い、コンクリート製品を工場で製造してから現場で組み立てるという施工方法もあります。
強度が高い順にRC擁壁→CP擁壁→コンクリートブロックの土留めとなります。
費用も高い順に強度と同じ並びになります。
これらを設置する場合に申請が必要なのは高さが2.1mを超える場合で、高さが40cm以上でも2.1mない場合には申請なしで施工できてしまいます。
そこで、費用を抑えるために耐えることのできないコンクリートブロックによる土留めで施工されてしまいトラブルにつながるというケースがあります。
トラブルを防ぐためにもお土地の条件を確認し、お話を進めていくと良いでしょう。
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