もともとの塀まわりが、化粧ブロックが1段しか積まれていないという心許ないつくりでした。
ブロックの上を近所の子供たちが歩いたり座ったりすることも多かったそうで、このままではいけないと思いリフォームすることを決めたとのことです。
やはり防犯面には力をいれたいとのご要望なので、LIXILの汎用材「プラスG」とすりガラス調のパネルをふんだんに使用し、フェンスを造作することに。
もともとある機能門柱が引き立つよう、バランスを考えて設置します。
機能門柱の隣に配する袖壁には、蛇口を取り付けて立水栓としても使えるようにします。
袖壁自体の色は濃いグレーにし、水受け部分には真っ白な化粧砂利を敷いて、メリハリのある印象を与えます。
デザイン性も重視したいとのことなので、自然石の角柱や植栽といった要素を取り入れることをご提案しました。
また、もともとの駐車スペースが殺風景なデザインだったので、スペースの側部に細長い花壇を設置し、彩りを添えることに。
好みや季節に合わせて草花を植えれば、いつまでも飽きずに楽しめる空間をつくることができそうですね。
アプローチ部分についても、乱形石で通路をつくることで意匠性を加えます。
明るい印象にするため、通路の周囲にはオフホワイトの化粧砂利を敷き詰める予定です。
予想以上のデザインで気に入った、と大変満足していただけました。
稲沢市